大都市･上海
大都市･上海
上海は長江（揚子江）が東シナ海に注ぎこむ手前のデルタ地帯に位置する人口約1,300万人の大都市です。
1839年に起こったアヘン戦争の敗戦によりイギリス、アメリカ、フランスなどの列強国、後には日本が進出し、中国の主権の及ばない租界が作られました。
1949年の解放と共に、租界は無くなりましたが、当時建てられた建物は海岸沿いの外灘（バンド）を中心に残っており、当時の欧米租界の遺産として、その名残りをとどめています。
今日では経済自由化によって、中国第一の商業都市として上海郊外や浦東地区を中心に急速に開発が進み、近代的な高層ビルがどんどん建てられています。また、人も自転車も車も多く活気にあふれており、人口密度は市内中心部で1平方キロメートル当たり6万人を越えるなど過密な市街地を形成していることで知られています。