長江の三峡ダム建設
長江の三峡ダム建設
三峡ダムは、長江の洪水防御、経済発展区への電力供給、水運の改善を目的として、三峡下流の西陵峡三斗坪(湖北省宣昌市)において、1994年12月に着工された世界最大級のダムです。その規模は高さ175m、堰堤の長さ2300m、併設される発電所の年間発電力は847億Kwhで、我国の水力発電による発電力(1996年:757億 Kwh)を集めたものをはるかに凌ぎ、総貯水量は393億立方メートルで琵琶湖の貯水量の約1.4倍に相当します。
2009年の完成後にはダム湖の長さが東京から神戸までの距離と同じ約600Kmにもなり、流域の約120万人もの住民が移住することになります。