StriX

概要

特徴 傾斜回帰軌道と太陽同期回帰軌道の組み合わせによって、低〜中緯度地域の人口密集域に撮像リソースを集中し、かつ不可視領域を避ける運用を可能とする
2020年代後半には30機による運用を計画
運用者 Synspective(日本)
撮影頻度(SARは回帰日数) 1~7日
高度 500㎞ ~ 561㎞
打ち上げ日 2026年5月22日 9機目
2026年3月21日 8機目
2025年10月15日 7機目
2024年12月22日 6機目
2024年08月03日 5機目
2024年03月13日 4機目
2022年09月15日 3機目 / StriX-1(ミッション完了)

*8機目まで画像取得確認済み
*2026年6月現在
波長帯(SARの場合は、周波数及び偏波) 周波数帯
Xバンド
偏波
VV
StriX

特徴的な2つのモード

Long Stripmap (LSM)

一定の角度で連続して地表を照らすStripmapモードを拡張し、極めて広大なエリアを一度に観測できるモードです 。通常の観測時間を16〜80秒へと延長することで、2〜10シーン分(1シーンあたり約50km)を途切れることなく取得し、最大約500kmもの広域画像生成を実現しています 。

  • LSM全体像(東日本広域縦断)

長大な道路やインフラ網の点検、広域災害時の迅速な状況把握、海岸線や山岳地帯の環境モニタリングなど、マクロな全体把握とミクロな詳細確認を両立させる用途に最適です。

  • 広大な地形起伏の連続観測(猪苗代湖周辺)
  • 都市・農地・水系(関東平野部)
  • 海岸線と海洋状況連続観測(東京湾周辺)
  • 市街地と山地の境界部(天童市周辺)
  • 都市とインフラ(東京湾岸周辺)
  • 海岸線と海洋状況(相模湾周辺)

Spotlight Enhanced (SE)

SEモードは、観測域を絞り込むことで、局所的な詳細把握に特化しています。最大の特徴は、SAR画像特有のざらつき(スペックルノイズ)を低減するため、アジマス方向に3ルックの処理が施されている点です。

  • SEによる局所フォーカス

成田空港ターミナル周辺の拡大図で比較すると、その違いが明確にわかります。25cmの「高分解能画像(シングルルック)」は空間解像度が高い一方で斑点状のスペックルノイズが残ります。対して、50cmの「SE画像」ではノイズが平滑化され、建物の屋根や舗装面などのザラつきが効果的に抑えられています。これにより、複雑な形状のターミナルビルや周辺の道路網がより実体に近い、まとまりのある姿で確認できます。

  • 25cm 高分解能画像(シングルルック)
  • 50cm SE画像(3ルック)

マクロな全体像の把握には一度に広大なエリアを面的に捉えるLSMモード、構造物の面や形状を連続性をもって視覚的にクリアに確認したい場合にはSEモードと、目的に応じた使い分けが効果的です。

基本情報

観測モード Stripmap
撮像幅(㎞) 10-30(ノミナル20)1
撮像域(シーン)の長さ(㎞) >502
NESZ(dB) -21.73,4
アジマスS/A(dB) 21.73,4
レンジS/A(dB) 26.03,4
スランドレンジ分解能(m) 1.8
グランドレンジ分解能(m) 3.62
アジマス分解能(m) 2.6

1. オフナディア⾓などの撮像条件によって変わる
2. Long stripmapでは1シーン。約50㎞で切り出される
3. オフナディア⾓30度での解析値
4. StriX衛星の中で最低値を記載

観測モード Sliding Spotlight1 Sliding Spotlight2
撮像幅(㎞) 101
撮像域(シーン)の長さ(㎞) 10
NESZ(dB) -15.72,3 -15.42,3
アジマスS/A(dB) 20.22,3 28.92,3
レンジS/A(dB) 23.52,3 16.52,3
スランドレンジ分解能(m) 0.5 0.23
グランドレンジ分解能(m) 0.92 0.462
アジマス分解能(m) 0.9 0.5

1. オフナディア⾓などの撮像条件によって変わる
2. オフナディア⾓30度での解析値
3. StriX衛星の中で最低値を記載

観測モード Staring Spotlight1 Staring Spotlight2 Staring Spotlight3 Staring Spotlight4
観測幅(㎞) 101
撮像域(シーン)の長さ(㎞) 3
NESZ(dB) 17.42,3 17.12,3
アジマスS/A(dB) 20.22,3 30.42,3
レンジS/A(dB) 23.52,3 16.52,3
スランドレンジ分解能(m) 0.5 0.23
グランドレンジ分解能(m) 0.92 0.462
アジマス分解能(m) 0.5 0.25 0.5 0.25

1. オフナディア⾓などの撮像条件によって変わる
2. オフナディア⾓30度での解析値
3. StriX衛星の中で最低値を記載

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