
職員インタビュー
久保 海Kai Kubo
入社6年目(取材当時)/
研究開発部システム開発グループ 研究員
理工学研究科 システム工学専攻修了。
入社後、研究開発部システム開発グループにて技術開発業務に従事し、JAXAの地球観測衛星の幾何補正処理に携わる。
二年目からはソリューション事業部を兼務し、衛星データや派生プロダクトの利用普及業務にも携わる。
現在は衛星データの利活用検討やお客様への事業提案を担当。
入社理由
地球から宇宙を観測する学生時代から、宇宙から地球を観測する社会人に

学生時代について教えてください。
学生の時は制御工学(バックグラウンドは天文学)を専攻しており、人工衛星や探査機の推力部であるスラスタが推進剤を噴出した際に衛星機体に与える振動を計測するための装置開発を行っていました。対象とした振動のオーダーは10-7N級という非常に微弱な振動でしたので、地球活動・人間活動によって発生する振動(観測ノイズ)を抑制しつつ、本来観測したい振動成分をどうやって計測するのかという非常にマニアックな研究をしていました。
RESTECを知ったきっかけはなんでしたか?
先輩から教えてもらった「宇宙就活」というイベントにRESTECが出展しており、そこで初めて財団を知りました。自身の就職活動までの間、衛星リモートセンシングについて調べているうちに、その分野や技術の面白さに気づきました。
仕事について
地球観測衛星データの新たな利用拡大に向けて

入社されてから今現在までのお仕事について教えてください。
入社当初は研究開発部に配属され、新規の大型衛星に搭載される光学センサの幾何補正に関する技術開発や、衛星データを用いた船舶の抽出・分析、画像解析・判読に関する開発検討などに従事してきました。その後、ソリューション事業部や現在の所属で、入社後に培った衛星画像解析技術や知見を活かし、衛星データの新たな使い道について検討・提案するような業務に従事しています。公官庁や民間各社など、さまざまな分野のお客様と対話を重ねながら、ニーズに合わせた提案を行っています。
特に心掛けていることは何ですか?
提案内容をお客様に納得していただけるよう、背景となる技術的な知識はもちろん、最新の技術動向についてもしっかりと日々アンテナを張っておくことを心がけています。また当たり前ですが、お客様にとって欲しい情報を得る手段が衛星画像である必要はないという点も意識するようにしています。衛星画像にはその良さがありますが、まずはお客様のニーズにあわせて柔軟に提案をつくりたいと考えています。
今後の目標について教えてください。
今ある技術をより学び、深め、リモセン従事者としてお客様から信頼される人になりたいです。そのためにも日々の業務や自主的な学びを積み重ねつつ、意欲的に新たな技術を取り入れていきます。
ワークライフバランス

休日の過ごし方について教えてください。
休日はソフトテニスかゴルフをしていることが多いです。ソフトテニスは中学校から続けており、現在は都内のクラブチームに所属しています。ゴルフはまだ2年ほどですが、止まっている球を打つ難しさ、コースに対する戦略性の高さに惹かれ、すっかり沼にハマってしまいました。
職場の雰囲気や働きやすさはいかがですか?
年齢や役職に関わらず自由に発言でき、先輩や上司もその意見を尊重してくれる環境です。また有給休暇等も取りやすいので、プライベートとの両立もしやすいです。
1日のスケジュール
10:00
出社
メール確認
10:30
内部ミーティング
11:00
提案資料作成①
12:15
昼休憩
13:00
提案資料作成②
16:00
外勤
お客様との打合せ
18:15